次期駐韓大使に指名されたハリス前太平洋軍司令官が上院での指名承認が終わり次第、韓国に赴任する見通しです。
上院では遅くとも来月初めに指名承認手続きが終わるものとみられます。
ハリス氏は上院外交委員会の公聴会で、「金正恩国務委員長が交渉に真剣かを見極めるため、主要な演習は中止すべきだ」と述べ、米韓合同軍事演習の中止を支持する考えを示しました。
ただ、「中止するのはあくまでも「主要な演習」で、即応性を維持するための通常の訓練は継続される」との認識を示しています。
一方、米朝は首脳会談の後続措置について水面下で接触を続けているとされていますが、今のところ目に見える成果はありません。
非核化に向けた北韓の具体的な動きはありませんが、アメリカのポンペイオ国務長官は最近、非核化に向けた具体的な時間表はないとして、北韓を直接圧迫することは避けています。
アメリカは中国に対して、非核化に向けた役割を強く求めていくものとみられます。