韓国の大手財閥、LGグループの新会長に、故具本茂（ク・ボンム）会長の長男の具光謨（ク・グァンモ）LG電子常務（40）が選ばれました。
具光謨氏は、29日の臨時株主総会でLGグループの取締役に選任され、その後の取締役会で代表取締役会長に選ばれました。
具光謨氏は取締役会で、「これまでLGが培ってきた顧客価値の創造、人間尊重、正道経営という資産を継承し発展させていきたい。変化が必要な部分は改善し、長期的な視点から成長基盤を構築するために最善を尽くしたい」と語りました。
具光謨氏は、ことし40歳、ことし5月20日に死去した具本茂前会長の弟の長男で、事故で息子を亡くした具本茂氏が2004年に養子に迎えて後継者となっていました。
アメリカのロチェスター工科大学を卒業して2006年にLG電子に入社、2013年からホームエンターテインメント事業本部部長を務め、2018年に常務となっていました。
韓国の10大財閥で、トップが4代目となったのはLGが初めてで、資産総額およそ123兆ウォン、財界4位のLGグループを40歳の若手が率いることになりました。