文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、8日から6日間の日程で、インドとシンガポールを立て続けに国賓として訪問します。
まず、8日から3泊4日の日程でインドを訪問し、そのあと11日から2泊3日の日程でシンガポールを訪問します。
文大統領がインドとシンガポールを訪問するのは就任後初めてです。
韓国政府が推進する東南アジアや南アジアなどとの協力拡大を進める「新南方政策」の主な対象国となる両国を訪問し、協力強化について話し合うとともに、韓半島の非核化に対する支持を呼びかける予定です。
まず、インドでは、モディ首相と首脳会談を行い、両国の関係発展について議論し、韓半島の非核化など韓半島情勢に対する関心と支持を呼びかけます。
そのあと訪問するシンガポールでは、リー・シェンロン首相と会談し、米朝首脳会談の成功に向けた支援に感謝の気持ちを伝えるものとみられます。また、シンガポールはアセアン=東南アジア諸国連合のなかで2番目に大きい貿易相手国であることを踏まえ、さらなる経済協力の強化について話し合うとともに、現地の政財界や学界、メディアなど世論形成に影響力を持つ人々を対象に新南方政策や韓半島の非核化に向けたビジョンについて説明する予定です。
青瓦台は、今回の訪問により、政府がかかげる「新南方政策」の推進に弾みが付くとともに、韓国の外交の地平がさらに広がるものと期待しています。