韓国のアシアナ航空は、業者による機内食の供給が滞り、3日にも28便で機内食サービスを提供できないなど、支障が出ました。
アシアナ航空は、新規契約した機内食供給業者の生産施設で火災が起き、代替企業を通じて機内食を確保しましたが、代替企業の機内食の包装、運搬で混乱が発生し、一部の便に機内食を供給できない事態が1日から続いていて、短距離路線では機内食を提供しないケースも多くなっています。
一方、アシアナ航空は最近、15年間にわたって機内食を供給してきた業者との契約を打ち切り、他の業者と新規契約しましたが、その過程での問題が指摘されています。
アシアナ航空はこれまでの機内食供給業者に巨額の社債の買い入れを要求、これを断ると契約を打ち切ったとする疑惑が持ち上がっています。また、代替業者との契約に不公正な条項があったとする指摘も出ています。
代替業者との契約には機内食の問題で航空機の出発が30分以上遅れた場合、機内食供給価格の半分を支払わないとの条項が含まれています。
最近、機内食包装会社の社長が自殺していて、警察は不公正な条項に負担を感じて自殺したのではないかとして調べています。