文在寅（ムン・ジェイン）大統領がインド訪問期間中の9日にノイダにある三星電子のスマートフォン新工場の竣工式に出席すると大統領府青瓦台が5日に発表したことから、李在鎔（イ・ジェヨン）三星電子副会長と会うかどうかに関心が集まっています。
文大統領や政府高官が三星電子を訪問するのは、現政権発足後初めてです。
竣工式には李在鎔三星電子副会長の出席が有力視されていて、文大統領と李副会長が並んで出席することはそれ自体が大きなメッセージを発するものとの見方が出ています。
李副会長が竣工式に出席すれば、ことし2月に2審で執行猶予を言い渡されて釈放されて以来、最初に参加する公式の行事となります。
特に、現政権が「財閥改革」をかかげ、検察や公正取引委員会、金融委員会などが財閥グループに対して厳しい姿勢をとっているなか、その矛先にある代表的な企業とされる三星電子の経営トップと文大統領が会うことは、政府の財閥改革政策の大きな「転換点」になる可能性があるとの見方が出ています。