インドを国賓として訪れている韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が9日、ニューデリー近郊の工業団地で行われた三星電子の携帯電話新工場の竣工式に出席しました。
文大統領は竣工式で、「ここで生産された携帯電話が中東やアフリカなど第3国に輸出され、両国間の経済協力の成果がさらき大きくなることを期待する」と述べました。
また、「新工場は、世界最大規模のスマートフォン工場で、工場が活気を帯びれば帯びるほど、韓国とインドの経済もともに発展する。新工場が韓国とインドの協力の象徴になるよう、韓国政府も最善を尽くして後押しする」と強調しました。さらに、「新工場で生産する製品には、インドと韓国の50あまりの部品メーカーの製品が組み込まれているだけに、より多くの雇用や輸出の機会が生まれた」と話しました。
この竣工式には、インドのモディ首相も出席しました。
文大統領が三星グループに関連する行事に出席したのは、就任以来初めてで、文大統領は会場で、三星グループの経営トップ、李在鎔（イ・ジェヨン）三星電子副会長の案内を受けました。