革新系の野党「正義党」の支持率が、保守系の最大野党「自由韓国党」に追いついたことがわかりました。
世論調査会社の「韓国ギャラップ」が今月10日から3日間、全国の成人男女1000人あまりを対象に行った調査で、革新系の野党「正義党」の支持率は、その前の週に行われた前回調査より1ポイント上がって10%となり、党の結成以来、最も高くなっています。
この支持率は、野党では保守系の最大野党「自由韓国党」と並んで最も高くなっています。
最近、懸案となっている最低賃金の引き上げや労働時間の短縮などで、ほかの政党が立場の表明に消極的になっているのに対し、「正義党」は明確な立場を示しており、支持率上昇につながったものとみられます。
一方、「自由韓国党」は先の統一地方選挙での惨敗後、責任論争や派閥対立が続き、支持率の低迷が続いています。
与党「ともに民主党」の支持率は先週より2ポイント下がって49%で、「正しい未来党」は6%、「民主平和党」は0.3%となっています。
一方、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は先週より2ポイント下がって69%となっています。