アメリカの経済誌フォーチュンが19日に発表した、2018年版の世界企業500社の番付で、三星電子がこれまでで最も高い12位にランクインしました。
フォーチュンは、毎年、前の年の売上げを基準に「フォーチュン・グローバル500大企業」として世界の企業番付を発表しています。それによりますと、三星電子の去年の売上げは、239兆5800億ウォンで、12位にランクインしました。
三星電子は、1995年に221位として初めてグローバル500大企業に仲間入りして以来、毎年順位が上昇してきました。
三星電子の順位は、11位のアップルの次で、IT企業としては2番目に高くなっています。
フォーチュンは、三星電子について「半導体チップ事業が、売上げの増加に大きく貢献している」とする一方、スマートフォン市場の不振が続いていることや、アジア市場での中国メーカーとの競争激化が悪影響を及ぼしていると指摘しました。
このほか、今回のランキングでは、韓国の半導体製造会社の「SKハイニックス(442位)」や、コングロマリットの「CJグループ(493位 )」の名前があがっています。
一方、1位は、アメリカの小売り最大手の「ウォルマート」で、5年連続首位を守り、日本勢ではトヨタ自動車の6位を筆頭に52社がランクインしています。