韓国と北韓は植民地時代に強制徴用されて日本で死亡した朝鮮人の遺骨の送還作業を“アリランの帰郷”と名付けて共同で進めることにしました。
これは、金大中元大統領の三男で「民族和解協力国民協議会」の代表常任議長を務める金弘傑(キム・ホンゴル)氏がこのほど北韓を訪問して合意しました。
金弘傑氏は22日の記者会見で、日本に残っている朝鮮人の遺骨の送還に向けて「南北共同推進委員会」を結成したと明らかにしました。
金弘傑氏は18日に平壌で北韓の最高人民会議常任委員会副委員長を務めるキム・ヨンデ氏に会い、「南北共同推進委員会」結成の合意文に署名したということです。
南北共同推進委員会は、遺骨の送還に向けた作業を「朝鮮の魂、アリランの帰郷」と名付けて、民間レベルの活動を続けていくことにしました。
金弘傑氏は、9月に北韓側関係者をソウルに招待し、11月には南北の関係者が北韓の金剛山(クムガンサン)で会う計画だとしました。