韓国の康京和（カン・ギョンファ）外交部長官とアメリカのポンペイオ国務長官が4日、シンガポールで会談し、4月の南北首脳会談と6月の米朝首脳会談の共同声明の履行に向けてより緊密に協力する方針を改めて確認しました。
会談には、米朝首脳会談の前後に北韓との直接交渉を主導したアメリカのソン・キム・フィリピン大使が同席し、注目を集めました。
ソン・キム大使が韓米外相会談に出席するのは異例のことで、前日に開かれた米中外相会談にも同席したことがわかり、韓国戦争の終戦宣言に中国も加わることがほぼ確定したことから、4か国による終戦宣言について協議が進められているのではないかという観測が出ています。
康京和（カン・ギョンファ）外交部長官と北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相との南北外相会談は北韓が拒否して実現しませんでしたが、シンガポールで4日まで続くASEAN外相会議の期間中、アメリカのポンペイオ国務長官を交えた南北米3か国の外相が接触する可能性に期待が集まっています。