リビアで韓国人ら4人が武装集団に拉致された事件で、韓国政府は外交部の特使として白宙鉉(ペク・チュヒョン)元駐カザフスタン大使を派遣することにしました。
リビアでは韓国人1人とフィリピン人技師3人が、リビア西部の水利事業の現場で先月6日に拉致されました。
リビア当局によりますと、拉致にかかわったのはカダフィに追従する「タリク・フネイシュ」が率いる武装勢力で、フネイシュの兄弟で組織の核心人物である「アルムバラク・フネイシュ」の釈放を求めているということです。
白宙鉉特使は、リビア政府に対して人質解放に向けて積極的に乗り出すことを要請するとともに、今後の対応などについて協議するということです。
韓国外交部の関係者は、「すべての可能性を念頭に置き、韓国国民の釈放のためにリビア政府および関係国と緊密に協力している」と述べました。