旧日本軍慰安婦に関する研究を担う「日本軍慰安婦問題研究所」が10日、オープンします。
女性家族部が9日、発表したところによりますと、「日本軍慰安婦問題研究所」を韓国女性人権振興院内に設け、10日午後、開所式を行うということです。
研究所は、慰安婦に関する各種の研究事業を支援するほか、資料や研究結果の集大成などを行います。
国内外の民間機関や博物館などにばらばらに保管されている慰安婦に関する資料を調べ、データベース化するほか、保存価値のある資料を国家記録物に指定し、管理するよう支援する方針です。
また、研究所は、正しい歴史教育を行う基盤づくりにも取り組むとしています。
鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)女性家族部長官は、「研究所が、慰安婦に関する資料を集大成し、世界の人々が簡単に資料にアクセスし、活用できるようにするシステムを構築することで、世界の戦時の女性の人権に関する研究で中心的な役割を果たすことを期待する」と話しています。