国防部が国防改革の一環として、不要な鉄柵の撤去や、これまで兵士たちが行ってきた草刈や掃除作業の民間への委託を進めることになりました。
国防部が16日、発表したところによりますと、「国防改革2.0」の一環として2020年までに海岸や川辺に設置された鉄柵を撤去するということです。
現在、300キロにわたって張り巡らされている鉄柵のうち、不要と判断される170キロの区間の鉄柵を撤去する方針で、自治体と協議しているということです。
鉄柵が撤去される区間には、監視装置などをさらに設置するとしています。
また、国防部は10月に審議委員会を開き、民間人統制区域一帯の軍事保護区域を見直し、一部の区域に対して規制を緩和するか、解除することにしました。
さらに、兵士たちが本来の任務に専念できるよう、これまで、戦闘訓練とは関係なく行ってきた草刈や掃除などの作業を民間に委託する案も検討されます。
冬の除雪作業を支援するための除雪車もさらに導入します。
国防部は、予算について企画財政部と協議したうえで、来年から2021年にかけて民間への委託を拡大していく方針です。