文在寅(ムン・ジェイン)大統領と与野党5党の院内代表は16日、
大統領府青瓦台で開かれた昼食会で、韓半島の非核化の実質的な進展や恒久的平和の定着、そして南北交流協力に向けて党派を超えて協力することにしました。
また、次の南北首脳会談が成功裏に開催されるよう後押しするほか、
国会や政党の交流を積極的に進めることで一致しました。
しかし、南北関係では、文大統領と最大野党の自由韓国党が、平行線をたどりました。
文大統領は昼食会で、「来月平壌で開かれる南北首脳会談を控えて、 板門店宣言の批准同意を得れば、南北国会会談の推進に大きな力になると思う」と述べましたが、これに対して、自由韓国党の金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は、「韓半島の実質的な非核化の進展が行われ、国際社会のコンセンサスが形成されれば、積極的に後押しするが、いまは時期尚早だ」と述べました。
また、北韓産の石炭が韓国に不法輸入された問題について、文大統領が「政府が、北韓産という事実を知りながら黙認したという主張は、国益に役立たない。この問題をめぐっては韓米間の協力が行われていて、内容も透明に公開されている」と説明しました。
これに対して、金院内代表は、「国政調査を通じて、不法輸入の疑惑を徹底して解明すべきだ」と指摘しました。