韓国とアメリカによる防衛分担金交渉が22日からソウルで開かれます。
会議には、韓国から外交部の張元三(チャン・ウォンサム)防衛費分担交渉代表が、アメリカから国務省のティモシー・ベッツ防衛費分担交渉代表が、首席代表として出席します。
これまでの5回の会議では、アメリカ側は戦略兵器の展開に必要な費用として、韓国側の分担金に「作戦支援」の項目を追加するよう主張、分担金の大幅な増額を求めましたが、韓国側は受け入れられないとしています。
韓国側は、戦略兵器の展開に必要な費用を韓国側が負担するのは在韓米軍地位協定の趣旨に反するとしています。
在韓米軍地位協定は、韓国が施設と敷地をアメリカに提供し、アメリカは在韓米軍の維持に必要な全ての経費を負担すると定めていて、韓国側が負担する分担金は在韓米軍で勤務する韓国人の人件費、米軍基地内の施設建設費、軍需支援費などの名目で使われています。
ことしの韓国側の分担金は9602億ウォン、およそ945億円です。
今回の分担金交渉は2019年以降に関するもので、年内に妥結しなければなりません。