朝鮮王朝時代に日本に派遣され、両国の友好関係の象徴とされる外交使節「朝鮮通信使」の行列を再現するイベントが25日、山口県下関市で行われます。
姉妹都市の釜山市と釜山文化財団は24日、このイベントに参加すると発表しました。
朝鮮通信使は、去年10月、韓日両国の資料がユネスコ=国連教育科学文化機関の世界記憶遺産に登録されていて、今回のイベントは登録後初めて実施されるため、一層意味のある友好促進の場になると期待されています。
朝鮮通信使は25日午後、下関の姉妹都市ひろばからゆめ広場までパレードを行います。
パレードには釜山市の関係者や釜山地域の大学生たちも参加します。
また、下関市民会館で開かれる韓日文化交流公演には、釜山芸術団などのメンバーら130人余りが参加し、韓国の伝統文化を披露します。
釜山市は1976年に下関市と姉妹提携を結び、これまで、公務員の派遣勤務や小学生交流など、活発な交流を行ってきています。