文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、台風19号の韓半島上陸について国家的非常体制を維持しながら、総力を挙げて対応するように指示しました。
文大統領は、23日、大統領府青瓦台の国家危機管理センターで行われた台風への対応状況に関する緊急テレビ会議に出席し、このように指示しました。
文大統領は、6年ぶりに韓半島を横断する台風であるだけに、国民が大変心配しており、最初の上陸先の済州島の被害状況を受け肩の荷が重いとし、台風19号の北上に備え、政府がこれまで整えてきた危機管理能力を発揮し、国民の被害を最小化すべきだと強調するとともに
「被害が大きい地域については、特別交付税による支援や特別災害地域指定など、可能な全ての支援策を事前に検討してほしい」と指示しました。
天気予報によりますと、台風19号は、24日の早朝に全羅北道(チョルラブクト)群山(クンサン)に上陸した後、午前中に韓半島を横断し、午後は東海岸へ抜ける見通しだということです。