飲食店や宿泊施設の5か所のうち4か所が、開業から5年以内に廃業していることがわかりました。
産業研究院によりますと、2015年現在、開業してから5年以上営業を続けることができた飲食店や宿泊施設は全体の17.9%に止まりました。
製造業に比べておよそ20%ポイント少ない数値でした。
さらに、2015年1年間、新しく開業したり、廃業したりした業者の割合は、飲食店が36.5%、宿泊施設が29.2%で、いずれも製造業の18.3%を上回っているということです。
なかでも、宿泊施設は、ソウル市や京畿道(キョンギド)など首都圏と江原道(カンウォンド)に全体の40%が密集しており、従業員が4人以下の小規模の業者は全体の91.7%を占めているということです。
これについて専門家は、国内の飲食業や宿泊業の事業は小規模で行われる場合が多いうえ、一部地域での競争が激しくなっている傾向がみられるので、企業の生存率を高めるための対策が急がれると分析しています。