与党「ともに民主党」の党員だった男が昨年の大統領選を控えてネット上で不正な世論操作を行った事件で、特別検察官チームは27日、捜査結果を発表し、与党系の金慶洙(キムギョンス)慶尚南道知事が男と共謀したと結論付けました。
特別検察官チームは控訴状で、 金慶洙知事は男と共謀し、2016年11月から「ともに民主党」の大統領候補を当選させるためにネット上で世論操作を行ったとしました。
金慶洙知事は文在寅大統領の側近で、昨年の大統領選で文氏陣営の幹部を務めました。
特別検察官チームは、党員だった男が2016年11月に金慶洙知事に世論操作に必要なプログラムの初期バージョンを見せ、金慶洙知事の許諾を得て、プログラムを本格的に開発したとしています。
金慶洙知事はこうした事実を否認していますが、特別検察官チームは裁判で金慶洙知事が世論操作を指示、承認したことを立証するとしています。