ASEAN＝東南アジア諸国連合やインドとの協力拡大を図る文在寅（ムン・ジェイン）政権の新南方政策を推進するための「新南方政策特別委員会」が、28日に発足しました。
「新南方政策特別委員会」は大統領直属の政策企画委員会の傘下に設置されました。大統領府青瓦台の金顕哲（キム・ヒョンチョル）経済補佐官が委員長を務め、企画財政部、外交部、産業通商資源部など関係官庁の次官や青瓦台の秘書官らで構成されています。
特別委員会の円滑な業務推進を支援する常設組織として、14官庁の実務担当職員らおよそ30人からなる「新南方政策推進団」も設置されました。
文大統領は、去年の東南アジア歴訪と今年のインド訪問を機に、ASEANやインドなど、南方の国々との関係を画期的に強化するための「新南方政策」のビジョンと目標を発表しています。
特別委員会は、今後、政府の関係官庁や在外公館との緊密な協力により、「新南方政策」の推進方向と戦略を具体化していくとしています。