大統領府青瓦台が28日、南北が合意済みの来月の平壌での南北首脳会談の開催は「揺るぎない」と強調しました。
青瓦台の報道官は28日、定例の会見で、「南北連絡事務所の開所が遅れるとされるなか、南北首脳会談は来月中に開催できるのか」という質問に対して、「揺るぎない」と答えました。
この報道官は、「来月の開催のためには、実務会談も急がなければならないのでは」という指摘に対して、「首脳会談という大きな行事が、実務的な理由でその時期が変わったりはしないと思う」と述べました。
また、「首脳会談を開くという原則と適切な時期が決まれば、実務的な手続きはそれに合わせていくらでも集中的に行える。首脳会談のため、北韓とコミュニケーションをとっていく」と説明しました。
さらに、「米朝間の非核化交渉がこう着状態に陥り、南北首脳会談の必要性はさらに増した。南北首脳会談が、詰まったところを開け、狭い道を広げる役割を果たすと期待している。こうしたことから、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の役割が大きくなるとみている」と述べました。