韓国では28日、首都圏を中心に集中豪雨が降り、ソウル231ミリ、京畿道高陽市306ミリ、金浦市238ミリの降水量を記録しました。
中でもソウルは1時間当たりの降水量が65.5ミリを記録しました。
また、利川市312ミリ、大田市271ミリ、世宗市235ミリなど、各地で大雨となり、被害が出ました。
行政安全部によりますと、この雨で1人が水に流されて死亡、2人が怪我をしました。
全国で浸水被害も相次ぎ、住宅や店舗764カ所が浸水し、ソウルと京畿道高陽市では41世帯が浸水、80世帯139人が避難しました。
さらに、109カ所で石垣や塀が崩れ、3カ所で土砂が流出しました。
ソウル、大田、京畿道、江原道では橋梁や地下道9カ所で通行が制限され、28日夜にはソウルの弘益大学前や新村などの繁華街の道路が水に浸かり、車の通行に支障が出ました。
この日は、智異山、閑麗海上、月岳山、雉岳山など、13の国立公園で入場が制限されました。
気象庁は30日までソウルと首都圏に最大150ミリの雨が予想されるとして、注意を呼びかけています。