文在寅（ムン・ジェイン）大統領が来月末に予定されている国連総会に出席するもようです。
大統領府青瓦台の関係者が30日、明らかにしました。
一部では、北韓の非核化プロセスに明確な進展がなければ、文大統領は、国連総会に出席しない可能性が高いという見方が出ていましたが、こうして出席を決めたのは、年内に終戦宣言や、北韓との交流・協力など板門店宣言の合意事項を積極的に進め、実現させたいという意志の表れとみられます。
来月中旬の南北首脳会談、来月末の韓米首脳会談を通じて、北韓の非核化プロセスを進展させるほか、その成果にもとづいて、アメリカには終戦宣言を説得していくことで、米朝の仲立ちの役割を果すということです。
一方、アメリカを訪れている大統領府青瓦台の文正仁（ムン・ジョンイン）統一外交安保特別補佐官は現地時間の29日、アメリカの時事雑誌「アトランティック」とのインタビューで、「国連総会で南北米中4か国による終戦宣言を進める。韓国の平和と非核化に向けたイベントになるだろう」と話しました。
国連総会には、中国の習近平国家主席も出席する可能性が高く、順調に進めば、南北米中4か国が集まるのも不可能ではないと政府は見ています。