今月26日から6日間、全国各地で降った集中豪雨によって、これまで2人が死亡し、299人が避難するなどの被害が出たことがわかりました。
中央災害安全対策本部が31日、発表したところによりますと、31日午前11時の時点で、6日間の集中豪雨によって2人が死亡、1人が行方不明になっていて、4人がけがを負ったということです。
また、住宅1611棟を含む、工場、商業施設など合わせて2052か所が浸水し、184世帯の299人が避難しました。
さらに、道路246か所、鉄道2か所、河川119か所など、公共施設合わせて629か所で被害が発生しました。
29日から5つの区間の道路が通行止めとなっているほか、京元(キョンウォン)線の全谷(チョンゴク)から漣川( ヨンチョン)までの区間では、浸水のため、列車の運行ができなくなっているということです。運行再開は来月7日からとなりそうです。
北漢山など15の国立公園の登山道382か所が立ち入り禁止となっているほか、忠清道(チュンチョンド)、全羅北道(チョンラブクド)、慶尚北道(キョンサンブクド)の一部の地域では、土砂崩れ注意報が出されています。
気象庁によりますと、26日午前0時から31日午前10時まで降った雨の量は、ソウルで541ミリ、群山(グンサン)491.5ミリなどとなっていて、忠清道では31日午後まで、南部では来月1日まで1時間降水量40ミリ以上の激しい雨が降る見通しだということです。