朴槿恵(パク・クネ)前大統領(66)が、先の2審判決に対して、最高裁判所にあたる大法院への上告をあきらめたことがわかりました。
前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告は、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われ、8月24日、ソウル高等裁判所で懲役25年罰金200億ウォンの判決を言い渡されましたが、これについて上告期限だった先月31日までに担当裁判部に上告状を提出しなかったということです。
しかし検察側が一部の主張が認められなかったことを不服として、先月29日、大法院に上告したため、朴槿恵被告は近く最終的な判断を受けることになりました。
朴槿恵被告は、去年10月、裁判所が勾留期限をさらに6か月延長したことについて「政治的な報復だ」として、法廷への出廷を拒否し続けています。