韓日共同宣言20周年を記念して、両国の大学生が互いの国を訪問し、友情を深める「韓日大学生交流事業」が進められます。
韓国国際交流財団が3日、発表しました。
「韓日共同宣言」は、1998年10月に当時の金大中大統領と小渕恵三首相の首脳会談で採択されたもので、両国の未来志向の関係を重視するという内容や、小渕首相が過去の歴史に謝罪するという内容が盛り込まれています。
韓国語や韓国文化に関心が高い日本の大学生28人が、4日から13日までの日程で韓国を訪れ、政府機関を見学し、韓国文化を体験します。
まず、外交部で韓日共同宣言20周年をテーマに韓日関係に関する説明を聴き、全羅南道(チョンラナムド)木浦(モクポ)にある金大中ノーベル平和賞記念館などを見学します。
また、ソウル大学を訪れ、韓日交流協力強化策に関する講演を聴いたあと、この大学のアジア研究所の韓日交流サークルの学生たちと交流します。さらに、9日にはソウルの総合展示場・COEXで開かれる「韓日交流おまつり 2018 in Seoul」に参加します。
14日から23日までは、韓国の大学生28人が日本を訪れ、政府機関の見学や文化体験、日本の大学生との交流などを行います。
韓国国際交流財団の関係者は、「韓日関係の未来を背負う若者たちが相互交流によって友情を深め、理解を深めていけるよう出助けする交流事業で、参加者らは、韓日共同宣言20年の成果を振り返り、未来志向の関係を築く方策についても考えることになるだろう」と話しています。
このプログラムは、外交部と外務省が1972年から、相手国の大学生を招待してきたもので、これまでに2100人あまりが参加しています。