文在寅(ムン・ジェイン)政権が新しい国家ビジョンを示しました。社会分野 戦略会議を新設し、人が中心になる社会へパラダイムをシフトすることで「みんなのための国、ともに豊かになる包容国家」を作るということです。
これまで、政府が社会分野 戦略会議を立ち上げたのははじめてのことです。
青瓦台は、包容国家の意味について「量的成長ではなく質的成長を追求し、排除と独占ではなく共存と共生の社会を目指すことであり、みんなのための大韓民国」と説明しています。
文大統領は、大統領直属の政策企画委員会が6日午後青瓦台迎賓館で開催した本会議で、包容国家について、「包容は、韓国政府の重要な価値になる。持続可能な社会を作るためには、国民の暮らしを生涯周期を通して国家が責任を持って支えるべきだ。これが包容国家の出発点である」と述べました。
政策企画委員会は、包容国家のビジョンとして二極化や不平等のような問題を解決するための社会統合強化、持続可能性の確保、革新能力の確保を包容国家の3つを示し、包容国家のロードマップを具体化して「国民の全生涯 基本生活保障3か年計画」を設ける計画です。