大統領府青瓦台は、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の特使団の訪朝結果を説明するため、特使団の団長を務めた鄭義溶（チョン・ウィヨン）国家安保室長を中国に、特使団のメンバーだった徐薫（ソ・フン）国家情報院長を日本にそれぞれ特使として派遣すると発表しました。
青瓦台の報道官が７日に発表したところによりますと、鄭義溶氏は８日に中国を訪れ、外交を担当する楊潔チ共産党政治局員と会談し、訪朝結果を説明する予定で、一方の徐薫氏は10～11日に日本を訪問して安倍首相を表敬し、訪朝結果を説明するということです。
鄭義溶国家安保室長は、ロシアのニコライ国家安保会議書記に電話で訪朝結果について説明したほか、アメリカ・ホワイトハウスのボルトン安保担当補佐官とは訪朝翌日の7日に続いて、今月10日には、電話協議を行うとしています。
これに先立ち、文在寅大統領の特使団は今月５日、北韓を訪問し、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長らと会談しました。
会談では、次回南北首脳会談を18〜20日に平壌で開くことで合意したほか、金国務委員長がトランプ米大統領の１期目任期内に非核化を実現する意向を表明しています。