去年1年間、うつ病で治療を受けた人のなかで、女性の数が男性の2倍に上ったことがわかりました。
国民健康保険公団によりますと、うつ病で治療を受けた人の数は、2012年は58万8000人でしたが、2017年は68万1000人に増加し、ここ5年間で15.8%増加しました。
とりわけ、去年1年間、女性患者の数は45万5000人に上り、男性の2.1倍になっています。
これについて専門家は、女性は月経や妊娠、出産などによるホルモンの変化が激しいため、うつ病になる可能性が高いものとみられると説明しています。
さらに、うつ病は一時的なうつな気分とは違い、脳やホルモン分泌の異常で発生するため、うつな気分や食欲低下、不眠症などの症状が2週間以上続く場合は病院を訪れるよう呼びかけています。