2019年9月16日までの1年間を会期とする第73回国連総会が18日午後、ニューヨークの国連本部で開幕しました。
国連のグテレス事務総長は演説で、「平和維持と男女平等、持続可能な開発のための財源調達、紛争と貧困の終息のための緊急措置に向けた行動が必要だ」と強調しました。
今回の総会は南米エクアドルの女性政治家、エスピノサ氏が議長を務め、平和と平等、持続可能な開発に向けたグローバルなリーダーシップと責任の共有など、九つの分野で討議が進められます。
25日から6日間行われる一般討論演説では、各国の元首や首脳ら190人余りが演説する予定です。
慣例に従ってブラジルの首脳が最初に演説し、続いてアメリカのトランプ大統領が演説します。
文在寅大統領も演説する予定で、北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相の演説も予定されています。
安倍晋三首相は25日午後に演説が予定されています。
今回の総会では、国連安保理の対北韓制裁に関連して、制裁の維持を主張するアメリカと制裁の緩和を求める中国やロシアのし烈な駆け引きが展開されるものとみられます。