ニューヨークを訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓国時間で25日未明、アメリカのトランプ大統領と会談し、韓米FTA=自由貿易協定に関する共同声明を発表しました。
これに先立って、産業通商資源部の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)通商交渉本部長とアメリカ通商代表部のロバート・ライトハイザー代表が、韓米FTAの改定協定文に署名しており、両首脳が採択した共同声明には、これを歓迎する内容が盛り込まれました。
改定された韓米FTAは、アメリカが韓国製トラックを輸入する際に課している25%の関税を撤廃する時期を20年延ばして2041年とする内容や、国家と投資家との間の紛争解決(ISDS)での二重訴訟を防止する条項が盛り込まれています。
韓米両首脳は共同声明のなかで、「韓米両国は堅固な韓米同盟をもとに、世界に例のない強固な友好関係を結んでいる。韓米FTA協定は韓米同盟を経済領域に拡大する意味がある」としています。
そして、「両国政府間の交渉妥結を歓迎する。改定後の協定を早期に発効させるため、それぞれが必要な措置を取ることを約束する」と表明しました。