日本の政界で代表的な「知韓派」とされる、鳩山由紀夫元首相が、釜山大学から名誉政治学博士号を授与されることになりました。
釜山大学が27日、発表したところによりますと、鳩山元首相への学位授与式が来月2日、釜山大学で行われるということです。
鳩山元首相は、「友愛」精神にもとづいて、東アジア共同体の実現による繁栄を提唱した代表的な「知韓派」政治家です。
第93代内閣総理大臣を務め、退任後は、安倍首相の靖国神社参拝を厳しく批判したほか、日本政府に慰安婦被害者の実体を認めさせ、賠償しなければならないと主張してきました。
また、2015年には、日本による植民地時代に抗日独立運動家らが投獄されていたソウルの西大門(ソデムン)刑務所歴史館を訪れ、追悼碑の前でひざまずいて合掌したことでも話題となりました。
釜山大学は、学位授与の趣旨について、「鳩山元首相は、韓国への理解が深く、日本が過去の歴史を美化してはならないとする立場を貫いてきた。今後も東アジアと韓日関係の発展に寄与されると期待している」としています。