トランプ大統領は金正恩委員長との「良好な関係」を強調しました。
トランプ大統領は２９日、ウェストバージニア州の集会で行った演説で、北韓の金正恩委員長と書簡のやり取りをして「恋に落ちた」と述べました。
トランプ大統領は演説で、核実験やミサイル発射の中止、核実験場の廃棄、抑留アメリカ人の解放、アメリカ兵の遺骨の送還など、北韓と関連した成果を強調しました。
一方、トランプ大統領は２回目の米朝首脳会談については具体的に言及せず、重要なのは非核化を実現することだと強調しました。
こうした発言は、非核化が実現する前に北韓との関係改善が進むことに対する批判的な声があることを意識したものとみられます。
トランプ大統領としては、１１月の中間選挙を前に北韓との関係を具体的に進展させたいこともあり、２回目の米朝首脳会談が１０月中に行われるとの見方もありますが、ポンペイオ国務長官は「１０月に開催される可能性もあるが、それ以降になる可能性がより高い」としています。