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政治

韓日共同宣言20周年 ソウルで記念式典

Write: 2018-10-02 09:49:55Update: 2018-10-02 15:39:45

韓日共同宣言20周年 ソウルで記念式典

Photo : YONHAP News

韓日共同宣言から20周年になる記念式典が1日、ソウル市内のホテルで開かれ、韓国の李洛淵(イ・ナギョン)国務総理が、「金大中元大統領の均衡と決断、小渕恵三元首相の配慮と決断が相乗効果を生み出し、最強の両国関係を築き上げた」と述べました。
「韓日共同宣言」は、1998年10月に当時の金大中大統領と小渕恵三首相の首脳会談で採択されたもので、両国の未来志向の関係を重視し、小渕首相が過去の歴史に謝罪するという内容が盛り込まれています。
李総理は記念式典での挨拶で、「金大中元大統領と小渕恵三元首相の2人の指導者のどういうところが、戦後の両国関係をもっとも良い時期にしたのか考えてみた。金元大統領の均衡と決断、小渕元首相の配慮と決断が相乗効果を生み出し最強の両国関係を築き上げた」と語りました。
李総理は、金元大統領が日本の招きで演説文を準備しながら、「韓国は過去に執着しすぎるのに対して、日本は未来志向を強調しすぎると言われているが、これを逆にしたらどうか。韓国が未来志向を強調し、日本が過去をもう少し顧みるように呼びかけるメッセージを盛り込むのはどうか」と話していたというエピソードを紹介しました。
また、「こうした金元大統領の韓日関係についての悩みが、共同宣言にも反映された」と説明しました。
李総理は、金元大統領の「決断」の例として、韓国で日本の大衆文化を開放したことを挙げました。
これについて、「指導者は、時には国内での反発を押し切って、決断しなければならない。当時、日本の大衆文化の開放によって、韓国の大衆文化が崩壊してしまうという危機感があったが、決断した結果、韓流が芽生えるきっかけとなった」と話しました。
記念式典の共同委員長を務めた野党「民主平和党」の朴智元(パク・チウォン)議員は、「韓半島の平和と非核化に向けて、南北対話が活発に行われている。国際社会、なかでも日本の支援が重要だ」と強調しました。
記念式に出席した日韓議員連盟の額賀福志郎会長は、「両国間でいま必要なのは、より一層の相互理解、信頼関係、協力関係ではないかと思う。両国は、近いだけに難しい問題もある。原点に戻って、共同宣言が予言しているとおり、新たな韓日関係を作っていく必要がある」と強調しました。

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