きょう10月2日は敬老の日です。
ソウルの大韓商工会議所では、高齢者400人あまりが出席して記念式典が行われ、朴凌厚(パク・ヌンフ) 保健福祉部長官が100歳の高齢者に長寿を祈願する杖「青藜杖」を贈りました。
「青藜杖」は、アカザでつくった軽くて丈夫な杖で、健康と長寿を象徴するとされています。統一新羅時代から朝鮮時代まで、王が高齢者に贈る伝統が続き、韓国政府は1993年から、100歳の高齢者に「青藜杖」を贈っています。
ことし100歳の高齢者は1343人で、記念式典ではユ・チルサンさんとパク・スンジャさんが代表として「青藜杖」を受け取りました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、記念式典に祝辞を寄せ、「高齢者が健康な暮らしを享受できるように責務を果たしていく。韓国社会の発展に向けて、高齢者の方々の知恵と経験をお借りしたい」と述べました。
また、文大統領は、金正淑(キム・ジョンスク)夫人とともに、ことし100歳の高齢者に長寿を祝い健康を祈願するカードを送りました。
大統領が100歳の高齢者にカードを贈ったのはことしが初めてです。