5日に開かれる李明博元大統領の一審判決公判がテレビ中継されることになりました。
ソウル中央地方裁判所は2日、「公共の利益などを考慮してテレビ中継を許可することにした」と説明しました。しかし法廷内の秩序維持を考えて、裁判所が独自に中継する映像を報道機関に送出する方法を取るということです。
テレビ中継については、最高裁判所にあたる大法院が去年、主な事件の一審と二審の判決公判のテレビ中継を認める方向で規則を改め、今回で3回目となります。
当事者である李明博被告は判決公判の中継に同意していませんが、被告が同意しない場合でも裁判所が「公共の利益」のためと判断すれば、職権でテレビ中継を許可することができます。
これまでの2回のテレビ中継は、収賄罪などに問われた朴槿恵前大統領の一審判決公判と、同じく朴槿恵前大統領の国家情報院特殊活動費授受事件の一審判決公判です。
李明博元大統領は、在任中に巨額の賄賂を受け取ったとして特定犯罪加重処罰法の収賄罪に問われ、先月6日、懲役20年などを求刑されています。