国連安全保障理事会の議長が、北韓に対する制裁が市民生活を妨げないよう、例外措置の検討が進む可能性を示唆したと、日本のメディアが４日、伝えました。
NHKが４日、伝えたところによりますと、今月の安保理議長を務めるボリビアのロレンティ国連大使は３日、国連本部で記者会見し、北韓への制裁について、「安保理には市民生活に悪影響を与えるべきではないという明確な共通認識があり、前回の制裁委員会でも例外措置を議論している」と述べ、今後、例外措置の検討が進む可能性を示唆したということです。
北韓とアメリカ・韓国との首脳外交が進むなか、アメリカは制裁の維持を主張しているのに対し、ロシアや中国は、緩和を主張しています。
NHKは、制裁の実施をめぐるアメリカとロシアなどの対立について説明し、「今後の安保理の対応が注目される」としています。