韓国と日本の文化と人の交流拡大を検討する、日本の外務省の有識者会合が３日、開かれ、映画やドラマの韓日合作などの提言をまとめました。
朝日新聞が４日報じたところによりますと、日本の外務省が設けた「日韓文化・人的交流推進に向けた有識者会合」は３日、映画やドラマの韓日合作、韓日のプロ野球球団による「アジアリーグ」の創設などの提言をまとめ、河野太郎外相に提出したということです。
韓国側が設けた同様の有識者会合も報告書をまとめており、今月下旬にソウルで双方のメンバーが意見交換する予定です。
提言では、両国民が互いに信頼を深めることは、政治や経済をめぐる問題を未然に防ぎ、起きたとしても「合理的に処理することを可能にする」としているということです。
具体策として、映画や音楽、スポーツなどの交流に加えて、観光での利便性を高めるため交通系ICカードの相互利用を検討することや、両国の重要な外交文書や首相談話などを共有する「日韓公文書図書館」といったウェブサイトの開設なども盛り込まれているということです。