幼稚園での放課後の英語授業について、教育部は全面禁止の方針を撤回し、認めることにしたもようです。
教育部が4日、発表したところによりますと、幼稚園での放課後の英語授業について、来年から、遊びを通しての指導を中心とする場合に認めることにしたということです。
放課後の英語授業に参加しない幼児には、別の保育サービスを提供するなど、詳しい運営基準を設ける方針です。
教育部は去年12月、幼児期の無分別な英語教育を規制する必要があるとして、幼稚園で放課後に行われていた英語の授業を全面的に禁止する方針を発表しましたが、これに対して、逆に塾などの教育費の負担が増えると反発する声が高まっていました。
一方、2014年に制定された先行学習を禁止する法律にもとづいて、ことし3月から禁じられていた小学1、2年生の放課後の英語授業も、再び認める可能性が高くなっています。
教育部の関係者は、「幼稚園と小学校とで英語教育の一貫性が求められるほか、現実的に放課後の英語教育へのニーズが高まっている。早期に現状を把握し、総合的な検討を進める」と話しています。