アメリカのアジア太平洋戦略を総括する国務省の東アジア太平洋担当次官補に元空軍准将のデビッド・スティルウェル氏が指名され、トランプ政権の「韓半島ラインナップ」がととのいました。
スチルウェル氏の指名が議会上院で承認されれば、7月にスーザン・ソーントン次官補代行が退任しから空席のままだったこのポストが埋まり、アメリカの国務省の韓半島ラインが整う見通しです。
スティルウェル氏は、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のマット・ポティンガーアジア担当先任補佐官と、国防省のランドール・シュライバー東アジア太平洋次官補とともに、ホワイトハウス・国防省・国務省の韓半島担当の、いわゆる三角軸として北韓の非核化交渉の実務の指揮を取ると見られます。
先ず注目されるのは、この3人とも北韓や中国に対し強硬派とされる人物だということです。
これついては、米朝間の非核化交渉だけでなく、アメリカと中国が厳しく対立している貿易戦争まで意識しているのではないかという見方も出ています。