韓国で唯一飼育されていた高齢のホッキョクグマが、より快適な環境で余生を送るためイギリスへ移住する直前に死にました。
死んだのは、23歳の雄のホッキョクグマ「トンキ」で、ソウル郊外にあるテーマパーク「エバーランド」で飼育されていましたが、17日夜に死んでいるのが見つかったということです。
検視では老衰とみられており、死因を特定するために調査を続けるということです。
ホッキョクグマの平均寿命は25歳前後で、トンキは人間でいえば80歳近くまで生きたことになります。
1995年に韓国南部の馬山市の動物園で生まれたトンキは、1997年からエバーランドで飼育されていました。一緒に飼育されていた別のホッキョクグマが3年前に死んで以来、韓国唯一のホッキョクグマとなっていました。
エバーランドは、トンキにより快適な環境で余生を送らせてやりたいと、イギリス・イングランド地方北部にあるヨークシャー野生動物公園にトンキを来月にも移送する予定でした。