開城(ケソン)工業団地に入居している企業の関係者が北韓を訪問することについて、外交部当局者は、25日、アメリカと必要な内容を共有しているという認識だとしました。
この当局者は記者団と会い「南北協力事業や南北交流が行われる際はいつも先立ってアメリカなど必要な国際社会の一員と協議をしている。今回の開城工業団地に関する件もその一般的な慣行に沿って進めた」と説明しました。
今回企業関係者の北韓訪問が工業団地の再稼動も視野に入れているものではないかという見方も出ています。このため一部からは、アメリカと北韓との非核化交渉がこう着状態にいる中、開城工業団地に入居中の企業の関係者が北韓を訪問することについて好ましく思わない可能性もあるという懸念の声も出ています。
南北は、開城工業団地に入居している企業の関係者などが31日からの3日間、日帰りで入れ替わりに訪問する方向で詰めの調整を行っているとされています。