最高裁判所にあたる大法院が、第2次大戦中に日本に強制徴用された元徴用工の個人請求権を認め、新日鉄住金に賠償を命じる判決を下したことをめぐって日本国内で批判が高まっていることを受け、大邱(テグ)市寿城(スソン)区の代表団の岐阜市訪問が延期になりました。
朝日新聞が2日、伝えたところによりますと、岐阜市は先月31日、日本国内で判決に批判の声がある状況を寿城区側に伝え、延期が決まったということで、新たな日程は未定だということです。
岐阜市と寿城区は、日本統治時代に岐阜市出身の水崎林太郎(1868~1939)氏が寿城区で灌漑(かんがい)用の貯水池建設に尽力した縁で友好を深めてきました。
寿城区の代表団は今月7日まで岐阜市に滞在し、教育と文化の友好交流の合意書を交わす予定でした。