アメリカは現地時間5日午前0時過ぎから、イランへの第2段階の制裁を再開しました。
ホワイトハウスは制裁が「史上最強」のものになると強調しています。
第2段階は経済および金融全般に関する制裁で、イラン産原油の取引を制限する内容が盛り込まれています。
第1段階の制裁は、8月7日に始まりましたが、イランの制裁対象と取引する第三国の企業や個人に対する制裁が中心でした。
第2段階の制裁は、イラン産原油の輸入が禁止され、これに違反する場合はアメリカの金融機関との取引が制限されます。
ただ、アメリカは8カ国については例外を認めることにして、一時的にイラン産原油の輸入を認めることにしています。
ブルームバーグなど外国メディアの報道を総合すると、8カ国には中国、日本、インド、トルコ、韓国などが含まれたとしています。
イラン産原油の輸入が禁止されると石油化学業界の打撃は避けられず、韓国政府は韓国を例外として認めるよう数回にわたってアメリカに求めています。