ことし10月の雇用保険の加入者数が、33か月ぶりの最多となったことがわかりました。
雇用労働部によりますと、10月の雇用保険被保険者数は1113万5000人に上り、1年前の去年10月に比べて43万1000人増加しました。
2016年1月以来のもっとも多い数値です。
業種別で見ますと、サービス業の被保険者数が1年前に比べて40万3000人増加したほか、飲食業5万3000人、製造業1万1000人、宿泊業5000人などの増加となっています。
その反面、施設管理業が1万5000人減少したほか、運輸業、自動車関連業なども減少しています。
一方、ことし1月から10月までの間、雇用保険に加入していた人が失業した際にもらえる求職者給付の支給額は合わせて5兆4574億ウォンに上り、去年1年間の支給額をすでに上回っています。
これについて専門家は、雇用保険に加入可能な職業への就職が増加しているなか、最低賃金の値上げなどの影響で求職者給付の支給額が増加しているものとみられると分析しています。