独立運動家の朴烈（パク・ヨル）義士の同志であり、妻である金子文子氏が韓国政府から独立功労者として叙勲されました。
政府は16日、殉国先烈の日である17日に合わせて新たに32人の独立功労者を発表し、そのうちの一人として、金子文子氏に建国勲章愛国章を贈りました。
金子氏は日本による植民地時代、韓国人の立場に共感し、「朴文子（パク・ムンジャ）」との筆名で活動。朴烈氏と共に日本の帝国主義や天皇制に抵抗しました。
朴烈氏に協力し天皇暗殺を企て、爆弾を持ち込もうとしたが逮捕され、死刑判決を受けました。その後、無期懲役刑に減刑されましたが、1926年に獄死しました。
韓国政府の建国勲章を受章する日本人は2人目となります。
土地収奪に対抗して韓国人を弁護し、朴烈氏の弁護も担当した人権弁護士の布施辰治氏が2004年に受章しています。