文在寅大統領は18日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への出席を終え、パプアニューギニアから帰国しました。
文在寅大統領はAPEC首脳会議で、韓国政府が進める「革新的抱擁国家」の政策を紹介し、抱擁政策拡大に向けた協力を呼びかけました。
また、国家間の二極化問題に言及し、途上国の情報格差およびデジタル・ディバイドの解消に向けて「APECデジタル革新基金」の創設を提案しました。
一方、文在寅大統領は、パプアニューギニアに先立ってシンガポールを訪れ、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席したほか、韓半島の非核化について主要関係国の首脳と個別に会談しました。
14日にはロシアのプーチン大統領と会談、対北韓制裁の緩和について意見を交わし、15日にはアメリカのペンス副大統領と会談し、非核化に向けた緊密な連携を再確認しました。
また、17日には中国の習近平主席と会談し、非核化と平和定着に向けた一連の動きを評価し、韓半島の非核化および米朝首脳会談の成功に向けて協力していくことで合意しました。
文在寅大統領はASEAN関連首脳会議では、韓国とASEAN諸国の協力拡大に向けた「新南方政策」について説明したほか、韓国で来年、韓国とASEAN諸国の特別首脳会議を開催することを提案しました。