文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「両国が相手の立場に立って考えることで、正義と原則を正しく立てれば、心の通い合う真の友になれるだろう」と述べました。
文大統領は18日、ソウル市内で開かれた韓日・日韓協力委員会の合同総会での書面によるお祝いのメッセージで、両国の長い友好協力の歴史のなかには、不幸な時間もあったとしたうえで、「両国が相手の立場に立って考えることで、正義と原則を正しく立てれば、心の通い合う真の友になれるだろう」と述べました。
また、「植民地時代は両国にとって痛い過去だが、痛いからといって真実に背いてはならない。持続可能で堅固な韓日関係のためにも、植民地時代の真実と向き合わなければならない」と強調しました。
さらに、「韓半島と北東アジアに新たな時代が開かれている。長い対立を終結させ、平和と融和の新たな歴史を刻んでいる」とし、「北東アジアの繁栄に向けて多大な努力を傾けてきた日本の建設的な役割が非常に重要だ」と呼びかけました。
韓日・日韓協力委員会は、両国間の政治、経済、文化など多方面にわたる協力について議論するため、1969年に発足した民間組織です。