韓国の国民がいま、もっとも心配していることは、「雇用」であることがわかりました。
保健福祉部が全国の成人男女1000人と専門家100人を対象に社会保障に関する国民意識調査を行って、20日、結果を発表しました。
それによりますと、「いまもっとも心配なことは何か」という質問について、雇用と答えた人の割合が、36%でもっとも多かったということです。
続いて、「身体と精神の健康」が17%、「老後の生活」が15%、「子どもの教育」が14%の順でした。
国民の全般的な暮らしの満足度は、10点満点の6.6点で、年齢別には20代、30代、50代で比較的高く、60代以上で低くなっていました。
社会保障政策をいまより拡大することには79.7%が賛成すると答えましたが、そのため、税金や保険料の負担が増すことには、32%だけが賛成すると答えました。将来の韓国の理想的な姿としては、「公害の心配のない環境」がもっとも多く、続いて、「犯罪や事故のない安全な社会」、「医療費の心配のない社会」、「質の高い雇用の多い社会」の順でした。