韓国のPM2.5の濃度が世界保健機関の勧告値以下に下がれば、平均寿命は1.4年延びるだろうとの報告書が出ました。
アメリカのシカゴ大学エネルギー政策研究所は19日に発表した報告書で、世界保健機関の勧告値以下に PM2.5の濃度が下がれば、韓国は1.4年、北韓1.1年、それぞれ平均寿命が延びるだろうとしました。
また、スモッグなどが深刻になっているインドと中国の場合、世界保健機関の勧告値水準に抑えることで、平均寿命はそれぞれ4.3年と2.9年延びるだろうとしました。
報告書は、大気汚染などで世界の人口の平均寿命は1.8年短くなっていると指摘しました。
また、全世界の人口の75%に当たる55億人が、世界保健機関の勧告値を上回る水準の大気汚染環境で生活していると警告しました。